日本経済大学(所在地:福岡県太宰府市、学長:都築 明寿香)は、2020年8月に、ロシア連邦 ニジニ・ノヴゴロド州にあるニジニ・ノヴゴロド国立言語大学(正式名称:Нижегородский Государственный Лингвистический Университет(LUNN))と、「学術交流協定」及び「学生派遣協定」を締結いたしました。
ニジニ・ノヴゴロド国立言語大学との学生派遣協定は、本学との交換留学に係る具体的な要件を取り決めることを目的としており、本学として、初のロシア高等教育機関との学生派遣協定となります。また、併せて取り交わした学術交流協定では、教員の相互派遣、学術共同プログラムの策定・推進などの連携に合意し、包括的な交流の進展を目指しております。
ニジニ・ノヴゴロド国立言語大学は、1937年に設立された、ロシア国内に2つある言語系国立大学の内の一つです。現在、6つの学部に、24の学科があり、約3000名が学び、16の専門言語を学ぶことができる専門性の高い単科大学です。日本語教育の分野においては、すでに20年以上に亘り、日本外務省系の団体から、毎年、日本人講師が派遣されており、約150名の学生が、日本語を専門として学んでいます。日本への留学志向も極めて高く、具体性を持った交換留学の実現が大いに期待されます。
参考情報 ニジニ・ノヴゴロド州の概略及び提携の経緯
ニジニ・ノヴゴロド国立言語大学の所在するニジニ・ノヴゴロド州は、ロシアの首都モスクワから東に約450キロに位置し、歴史的には、ロシアの母なる大河ヴォルガを使った河川貿易で栄えた古都です。州都ニジニ・ノヴゴロド市の人口は、約120万人。ロシアに7つある連邦管区の一つ、沿ヴォルガ連邦管区の首都でもあり、行政、経済、産業のあらゆる面で、ヴォルガ河川地域の中心的な役割を担っております。
このニジニ・ノヴゴロド州において、ロシア社会のあらゆる分野に多才な人材を輩出してきたのが、ニジニ・ノヴゴロド国立言語大学です。近年は、言語だけではなく、経済・経営学分野での人材養成・研究に力を入れており、同分野を専門とした本学との親和性も高く、教員交換など重層的な交流の展開が見込まれております。