KinoDen 推薦図書 卒業までに読破‼

2021.09.22

KinoDen 推薦図書

野中 郁次郎/竹内 弘高 著『知識創造企業』 東洋経済新報社

本書は、まず1995年に米国において『The Knowledge-Creating Company』という書名で出版され、高い評価を得た書です。その内容は、経営学の分野に「knowledge(知識)」という概念を導入し、ハンガリーの哲学者マイケル・ポラニーによる「暗黙知(言葉にできない知識)」、またそれに対する「形式知(言葉にできる知識)」をキーワードとして、1980年代、世界市場において台頭、米国企業を脅かす存在となりつつあった日本企業のイノベーション能力の高さを解き明かした書です。詳細については、本書に譲りますが、そのポイントは、日本企業を構成する個々の従業員が有する“暗黙知”を組織としての企業の“形式知”へと変換していくメカニズムを「共同化(Socialization)」、「表出化(Externalization)」、「連結化(Combination)」、「内面化(Internalization)」という4種のフェーズで捉える「SECIモデル」によって説明するものです。その後、この書が世に出ることで「ナレッジ・マネジメント」が1つのブームとなりました。分量のある書物ですが、経営学部の学生であれば、卒業までにぜひ、読破にチャレンジしてもらいたい1冊です。

2021年9月21日

図書館・情報センター長

多田 稔

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