明けましておめでとうございます。
新しい年を迎えるにあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。

都築学園グループは、今年、創立70周年という大きな節目を迎えます。
1956年、高度経済成長を背景に、早期習得や効率を重視した画一的な教育が主流であった時代にあって、本学園は「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神として創設されました。一人ひとりの個性と可能性に向き合い、子どもたちに自信を持たせて社会へ送り出したい——その想いは、創立以来、変わることなく受け継がれてきました。
いま社会は、AIやDXに象徴されるテクノロジーの急速な進展により、かつてない時代の変革期を迎えています。時代の先を読み、新たな価値を創造しながら、力強く前進できる人材の育成が、これまで以上に求められています。こうした時代の要請に応えるべく、本学は2026年度、教育カリキュラムを大きく刷新いたします。実社会とつながる実践的な学びをさらに進化させ、変化を恐れず未来へと歩みを進める教育を通じて、社会に貢献してまいります。
さて、昨年を振り返りますと日本初の女性総理誕生をはじめ、「いのち輝く 未来社会のデザイン」をテーマに開催された大阪・関西万博、東京で開催された世界陸上競技選手権大会および東京デフリンピックなど、日本の進化と挑戦が、世界的にも注目を集める一年となりました。本学では、男子バスケットボール部が「全日本大学バスケットボール新人戦」において初優勝を果たし、「全日本大学バスケットボール選手権大会」においても初の3位入賞を遂げました。連盟創設75年の歴史の中で、関東地区以外の大学として初めて成し遂げられた全国制覇は、まさに特筆すべき快挙でした。また、吹奏楽部は「全日本吹奏楽コンクール」において創部わずか7年目にして初の金賞を受賞、さらに女子サッカー部の久住呂文華さんは日本代表として出場したデフリンピックにおいて、日本勢初となる銀メダルを獲得するなど、全国、そして世界の舞台で歴史を塗り替える輝かしい活躍を見せてくれました。
また、昨年3月に発生したミャンマー地震を受けて、本学の学生とリンデンホールスクール中高学部の生徒約300人が募金活動を行い、総額100万円を超える支援金を現地へ届けることができました。さらに9月には、都築育英学園の英国式庭園「TG Rose Garden」における森林・水辺・草地ゾーンが、環境省の「自然共生サイト」に認定されました。これは、都築学園グループが創立以来掲げてきた「自然との共生」の理念のもと、長年にわたり取り組んできた環境保全活動が高く評価されたものと受け止めております。今後も、環境保全や災害支援をはじめとする社会貢献活動を一層推進してまいります。
「世界に開かれた視野と、日本に根ざした価値観」、「先端技術と自然」、「進化し続ける姿勢と、守り続ける価値」——これらの両立こそが、これからの教育に求められる姿であると考えております。AI時代だからこそ大切となる「人間力」を礎に、実践的な教育を通じて新時代の先を読み、力強く前へ進む人材を育成してまいります。
本年も引き続き、皆さまの温かいご支援とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
結びに、皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
日本経済大学
学長 都築明寿香