9月17日、北村和美先生の「エアライン実務」の講義の一環として羽田空港の管制塔視察に行ってきました。羽田空港の管制塔は国内で最も高く116mあります。
ふだん私たちが使う旅客ターミナルは民間企業が管理、運営している一方、管制塔や滑走路、駐機場など空港の基本施設は国土交通省が管理しているのだそうです。
羽田空港の管制塔
そのため羽田空港の概要の説明を伺った場所は、空港内にある国土交通省の第1庁舎。もちろん説明は国交省の職員の方(国家公務員!)。
※説明の最後に「写真撮影不可」の注意があり、ここから先の写真はありません。
建物の案内標識
説明の後はいよいよ管制塔へ移動です。しかし第一庁舎と管制塔の間には高速道路や国道が通っているため、一度地下に降りてトンネルで移動します。Googleマップを見るとトンネルの長さが想像できると思います。けっこう長かったです。
そして地上に戻り、別のエレベーターで3階に上がります。…3階?

左から旧管制塔、第一庁舎、首都高速を挟んで管制塔(Googleマップより)
この「3階」は地上100mの高さにあり、一般的なマンションでは30階に相当します。
360度ぐるりと4つの滑走路を見渡すことができ、大小の飛行機がひんぱんに発着する様子が見られました。
そしてその上にあるのが、専用エレベーターでないと上がれない管制室。常時14~15人の管制官が24時間羽田空港を発着する飛行機の管制を行っているそうです。また空港の建物や鉄道の延伸工事についてもこの場で説明いただきました。
管制塔上部のアップ
視察を終え、地上に戻って解散です。一日平均24万人が利用する羽田空港。渋谷区と同じくらいの面積があり、新宿駅から東京駅や浜松町駅に届くだけの幅があるなど、これまで意識したことがなかったことも多く学びました。
こうした学びを通じて航空産業への理解を深め、エアラインビジネスに関わりたい学生の支援を行うのが北村先生の「エアライン実務」です。
ちょっとでも興味を持った方は、ぜひオープンキャンパスに参加してくださいね!
国交省の職員の方との記念撮影、左から北村先生、Dahal Jyotiさん、Subedi Samjhanaさん、Adhikari Bipanaさん、吉田 将基さん