日本経済大学(所在地:福岡県太宰府市、学長:都築明寿香)は、10月からロシアのニジニ・ノヴゴロド言語大学を始め、本学の世界中の海外提携校で日本語に関心を持つ学生を対象とした「オンライン日本語講座」を行います。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、海外留学の再開時期が不透明な中、海外学生の日本文化への興味関心のまなざし、日本語習得への意欲に応え、国際交流や学びの機会の提供を行うべく、コロナ禍での新たな形の「グローバルな学び」を提案したいと考えております。
「オンライン日本語講座」実施の対象校の一つである、ニジニ・ノヴゴロド言語大学とは、今年8月に、本学との交換留学などを実施することを目的に「包括的学術協定」を締結しました。
今回の「オンライン日本語講座」は協定締結後、第一歩となる協力プログラムとなります。
記者会見では、「オンライン日本語講座」の開催並びに、今回の協定締結の経緯、展望などについて
両校の学長がご説明させて頂きます。
記者会見について
日時:9月16日(水)午後4時~5時(ロシア現地時間:午前10時~11時)
場所:日本経済大学福岡キャンパス KOROKAN 5階
※記者会見はロシア側で現地のマスメディアの方向けに進められ、そこに日本側がオンラインで参加するという形です。
■ここに注目!
Qなぜロシアなの?
日本とロシアは文化的・歴史的なつながりも多く、現在ロシアへの日本からの企業進出なども盛ん。
二ジニ・ノヴゴロド言語大学は、20年以上にわたり、日本外務省の団体から毎年日本人講師が派遣される
など日本への留学志向も極めて高い。
Q今後の取り組みは?
本学においても、日露交流の発展に貢献する人材の育成にも着手します。具体的には、来年4月に、「ロシア語」講座の開設を予定。更に、ロシアと日本の経済・文化の結びつきにフォーカスした「ロシア学概論」「ロシアの文化と経済」等の科目の開設も検討しています。
参考情報: ニジニ・ノヴゴロド言語大学の概略及び提携の経緯
ニジニ・ノヴゴロド国立言語大学の所在するニジニ・ノヴゴロド州は、ロシアの首都モスクワから東に約450キロに位置し、歴史的には、ロシアの母なる大河ヴォルガを使った河川貿易で栄えた古都です。州都ニジニ・ノヴゴロド市の人口は、約120万人。ロシアに7つある連邦管区の一つ、沿ヴォルガ連邦管区の首都でもあり、行政、経済、産業のあらゆる面で、ヴォルガ河川地域の中心的な役割を担っております。
このニジニ・ノヴゴロド州において、ロシア社会のあらゆる分野に多才な人材を輩出してきたのが、ニジニ・ノヴゴロド国立言語大学です。設立は、1937年。ロシア国内にある言語系大学でも屈指の大学です。現在6つの学部に24の学科があり、約3000名が学び、16の専門言語を学ぶことができる専門性の高い単科大学です。近年は、言語だけではなく、経済・経営学分野での人材養成・研究に力を入れており、同分野を専門とした本学との親和性も高く、教員交換など重層的な交流の展開が見込まれております。
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