シリコンバレーの最前線に触れる ― 米国西海岸短期留学プログラム実施報告 ―

2025.09.19

Google Bay View オフィスと留学プログラム参加の日本経済大学の学生と金谷
Google Bay Viewオフィスにて

 

日本経済大学デジタルビジネス・マネジメント学科では、2025年9月にSeattle、San Francisco、そしてLos Angelesと米国西海岸の3都市を回る米国西海岸短期留学プログラムを実施しました。参加者はデジタルビジネス・マネジメント学科から2名、芸創プロデュース学科から1名、グローバルビジネス学科から1名の計4名。

 

今回のプログラムの狙いは、シリコンバレーの最先端技術を体感し、西海岸の多様な文化の空気を肌で感じ、その経験を学びとして持ち帰ることです。

それでは留学中の様子をご紹介します。

 

Seattle ― テクノロジーとブランドの原点を学ぶ

SeattleではGoogle Seattleオフィスを訪問し、現地で働く社員の方から直接お話を伺いました。加えて、AmazonやMicrosoftのビジターセンターを見学し、テクノロジーが社会に浸透する様子を体感しました。また、観光スポットとして知られるスターバックス1号店にも立ち寄り、ブランドの原点を知ることができました。

 

San Francisco ― 世界をリードする企業の社内見学と体感

シリコンバレーでは、Google Bay ViewオフィスやSan Franciscoオフィス、Meta本社の社内を見学し、現地社員のご案内で施設を回りました。さらにApple Storeでは、ちょうどiPhone 17の発表を翌日に控え、新製品発表を前にした独特の高揚感を感じることができました。他にもIntel、HP(ヒューレット・パッカード)、YouTubeの創業の地などをその時代背景を解説しながら訪問しました。

 

また、日本ではまだ実現していない無人の自動運転タクシー「Waymo」での移動も体験しました。最新のテクノロジーがどのような仕組みで支えられているのかを理解しながら体感でき、学生たちは大きな感動を覚えていました。特に運転席には誰もいないのに、ハンドルが自ら動いてカーブを曲がる様子には学生たちも大興奮でした。

 

カーブも難なくこなすWaymo

 

Los Angeles ― エンターテインメントとスポーツビジネスの現場

Los Angelesでは、ハリウッドにあるアカデミー賞の会場としても知られるドルビーシアターやグラミーミュージアムなどを訪問し、映画・音楽・ゲーム・スポーツといったエンターテインメント産業のスケールや文化的背景について考える機会を持ちました。また、ドジャース戦の観戦を通じてアメリカのスポーツビジネスを体感。学生たちは多くの気付きを得て、夜遅くまで意見交換を重ねていました。

 

国際的な視野を広げた学生たち

この短期留学プログラムは、学生が複数の都市を巡り、それぞれの産業や文化的背景を深く学び、国際的な視野を広げる貴重な機会となりました。私が以前Googleで働いていたつながりを活かして現地で数多くのオフィスを訪問し、社員の方から直接お話を聞けたことも、学生にとって刺激的な体験となったようです。このように現地での体験を通じて得られた学びは、学生たちの将来のキャリア形成に大きな影響を与えることでしょう。今後、学生たち自身による留学体験記も公開される予定ですので、ぜひご期待ください!

 

本学では今後も、学生が国際的な視野を広げる体験的学習の場を提供してまいります。

 

金谷武明(デジタルビジネス・マネジメント学科 学科長)

デジタルビジネス・マネジメント学科について