【大学院】GIJ(グリーンインフラ・ネットワーク・ジャパン)全国大会参加

2020.11.12

 2020年11月6~8日においてGIJ(グリーンインフラ・ネットワーク・ジャパン)全国大会が開催され、本学大学院M2シュウ・ショウテンくん(中国留学生)がポスターセッションで研究報告をしました。

 グリーンインフラ・ネットワーク・ジャパン(GIJ)は、グリーンインフラにかかわる多くの関係者が集い、グリーンインフラの研究や取組みの成果を共有し、グリーンインフラのさらなる発展をうながす学術会議です。

 シュウくんの研究では、東急の不動産開発事業と鉄道事業の両輪によって進められているグリーンインフラに着目した経営戦略が、創業者である渋沢栄一の田園都市構想を原点にしていることを明らかにすることを目的としたものです。

 グリーンインフラは、自然が有する多様な機能や仕組みを活用したインフラストラクチャーや土地利用計画を指し、日本における国内問題が抱える社会的課題を解決し、持続的な地域を創出する取組みとして期待されているものです。東急による沿線のまちづくりは、その発生は19世紀イギリスの都市計画家エベネザー・ハワードの田園都市に理念を求めることができますが、実施された事例はまさに、東京城西エリアの現状、土地制度、風土、文化、技術など様々な点を考慮し、都市と郊外の一体的整備、運営がなされた日本型田園都市形成と考えられます。