平成29年度 日本経済大学東京渋谷キャンパス 日本経済大学大学院学位記授与式を挙行しました

2018.03.16

暖かい日が続き、桜の花が今まさに開かんとする今日の佳き日、渋谷区文化総合センターさくらホールにおいて「平成29年度 日本経済大学 東京渋谷キャンパス・日本経済大学 大学院 学位記授与式」を挙行し、学生たちが社会に旅立ちました。

 

 

都築 明寿香学長は告辞の冒頭で、卒業生たちが持ち前のリーダーシップや豊かな個性と才能によって新たな取り組みに挑戦していたことに触れ、2015年のネパール大震災への復興支援活動や、地域の環境美化活動に対して渋谷区長より表彰されたことを称えました。

 

続いて目まぐるしく変化してゆく社会において必要となるのは、情報を分析し、未来を予測し、自分で将来の設計図を描いて能動的に変化に適応していくことであり、本学で学んだ知識を元に、貪欲に学び、経験を積み、自らを進化させていくという強い意志と志を持って世界を舞台に活躍してほしいと述べました。

 

そして「今後たくさんの朗報をもたらしてくれるであろう皆さんに出会えたことに、感謝と期待を送ります」と、卒業生一人ひとりに対して温かいエールを送って告辞を結びました。

 

 

都築 仁子学園総長は、卒業生に対するお祝いの言葉の後、東京がかつて江戸と呼ばれていた時代には既に100万人を超える世界的な大都市であったことに触れ、そうした環境の中で独自のマナーやコミュニケーション、manufacturingと日本固有の精神性とが結びついた『ものづくり』が発展したことを紹介しました。

 

次に紀元前660年頃から続いてきた日本の歴史はアナログの集積であるとし、クールジャパンとは、それをデジタル的な新しい技術や表現方法で現代へと繋ぎ、未来へ、そして世界へ繋ごうという活動であり、この繋ぐ力、融和する心を持って、絶えずイノベーションを繰り返し、一つに融合して新しくより良いものを作り上げてきたのが日本文明であると述べました。

 

また、グローバリズムやデジタル化が加速し、様々な価値観が衝突しているダイバーシティの現代において、共存共栄の和の精神『和魂』でそれをつなぎ、平和で繁栄する世界になるよう皆さん一人一人がつなぎ役となって大いに活躍していただきたいと卒業生にエールを送り、式辞を結びました。

 

 

多くの御来賓にご臨席を賜った中、株式会社リクルートキャリア 大学支援推進部 部長 大家 純一様よりご祝辞を頂戴しました。

 

始めに、何事にも果敢に挑戦をし、多くの失敗をしていただきたいと述べられ、多くの失敗や挫折に対して先輩や同僚、上司のサポートを受けながら多くを学ばなければ、成功も成長も絶対に手に入れることはできないと続けられました。

 

 

行き先が読めない時代には、自ら考え、自ら行動する、常識に縛られず果敢にチャレンジする人材が社会から求められているとし、卒業生全員がそのポテンシャルを持っていると指摘されました。そして人は心がけ次第で意識が変わり、行動が変わり、より良い成果を得ることができることから、そのことを心に留めて多くの失敗を経験し、よりたくましく輝いてくださいとエールを送られました。

 

 

またここにいる全員が生き生き働く素晴らしい社会、未来を切り開いてほしいとお祝いのお言葉をいただきました。

 

 

 

その後、学術文化功労賞の授与が行われ、学部生の増田 貴弥さん、新垣 怜奈さん、韓 霜さん、修士のHoang Thi Thu Thaoさんに賞状と記念品が手渡されました。

 

 

今年旅立った学生たちが、日本経済大学で学んだ様々なことやたくさんの思い出を胸に、新しい世界で活躍してくれることを教職員一同祈念しております。

 

厳かながらも温かい雰囲気の中で式は執り行われました

 

学位記授与(手前から、学部 Nguyen Van Huanさん、
大学院前期課程 Vuong Thanh Tungさん、同後期課程 南崎 紀子さん)

 

学術文化功労賞の授与(手前から、増田 貴弥さん、新垣 怜奈さん、
韓 霜さん、Hoang Thi Thu Thaoさん)

 

佐々木 陸さん、Nguyen Thi Minh Trangさんによる送辞

 

山本 健一さん、Wunna Htayさんによる答辞

 

Mai Son Nguyenさんによる卒業記念品贈呈